立川国際小学校に受かる子を目指して情報を探しているご家庭が年々増えています。開校以来、注目を集め続けるこの小学校は、全国初の公立小中高一貫校として知られ、受験を考えるうえで知っておくべきポイントが数多くあります。どんな特徴を持つと合格につながりやすいのか、どのような試験内容が出題されるのか、面接では何を見られるのかなど、準備するうえで知りたい情報は少なくありません。
さらに、毎年高い倍率で話題となるため、抽選方法や選考の流れを正確に把握しておくことも重要です。偏差値を参考にした学力の目安、出願の際に確認すべき通学区域の条件、そして進学先がエスカレーター式であることなど、独自の特徴を理解しておくことで受験計画が立てやすくなります。
学費や必要経費についても、公立ならではのメリットとともに、宿泊行事や教材費など実際にかかる負担を知っておくと安心です。また、在校生や保護者からの口コミや評判を確認することで、学校生活やカリキュラムの実際の雰囲気を知ることができます。
この記事では、これらの情報を総合的にまとめ、立川国際小学校に合格するために役立つポイントをわかりやすく解説します。
- 立川国際小学校で求められる受かる子の特徴
- 試験内容や面接で見られるポイント
- 倍率や抽選方法などの選考の仕組み
- 学費や進学先などの学校生活の実態
立川国際小学校に受かる子の特徴とは

立川国際中等教育学校附属小学校HP 画像出典
- 受かる子の特徴と求められる力
- 試験内容のポイントと対策
- 倍率の推移と注意点
- 抽選方法と合格の流れ
- 面接で見られる点や準備
- 偏差値から見た学力の目安
受かる子の特徴と求められる力
立川国際中等教育学校附属小学校で求められているのは、単に学力が高い子ではなく、多方面でバランスの取れた力を持つ子です。
まず、授業を楽しみながら新しいことを吸収できる素直さが求められます。小学校受験では、先生の話をしっかり聞き、指示を守ることが大切だからです。例えば、集団活動の場面で「道具を片付けましょう」と言われたとき、周囲の子と協力して行動できる姿勢が評価されやすい傾向にあります。
また、物事を自分なりに考え、問いかける力も重要です。学校では探究型の学びを重視しているため、単なる暗記よりも「なぜこうなるのか」と考える習慣が強みになります。例えば、季節の行事を題材にした課題で「どうして冬には雪が降る地域があるのか」を考えるといった発想力が求められます。
一方で、協調性が不足している場合や自分の意見を一方的に押し通す場合は、グループ活動で評価を下げる可能性があります。つまり、知識だけでなく、人と関わる姿勢や行動も選考では見られるという点を意識するとよいでしょう。
試験内容のポイントと対策

立川国際小学校の試験は、ペーパー、運動、行動観察、インタビューなど複数の要素で構成されています。
ペーパー試験では、記憶・数量・図形など幅広い分野から出題されます。過去の傾向として、迷路や塗り絵、お話の記憶といった基本問題が出題されており、日常的に図形パズルや絵本の読み聞かせを取り入れると対策になります。特に迷路は消しゴムを正しく使う練習も必要です。
運動試験では、モニターで見た動きを正確に再現できるかが評価されます。例えば、幅跳びや玉入れ、足ジャンケンなど、年齢相応の体の使い方をチェックされるため、普段から体を動かす習慣をつけることが有効です。ただ、単に運動神経が良いかよりも、指示を理解して行う姿勢が重視されます。
行動観察では、ブロックを使って動物を作るなど、課題に対してどのように取り組むかが見られます。周囲の子どもと協力しつつ、自分の考えを形にできることが求められるため、普段から家族や友人と工作やゲームをしながら話し合う習慣を持つと良いでしょう。
インタビューでは、簡単な質問に対して落ち着いて答えられるかが大切です。家族で日常会話の中に質問形式を取り入れ、声に出して答える練習をしておくと、自分の言葉で表現する力が自然と身につきます。
このように、それぞれの試験に合わせた準備を重ねておくことが、合格へとつながる近道となります。
倍率の推移と注意点

立川国際小学校は開校以来、常に高い人気を集めています。開校初年度は倍率が30倍を超え、その後も20倍前後で推移しており、毎年多くの志願者が集まっています。実際のデータを見ても、2023年度は約24倍、2024年度は約23倍と、わずかに変動しながらも非常に高い倍率を保っています。この数字から、受験を検討しているご家庭は、早めの準備と他校も含めた併願計画を考える必要があります。
一方で、海外帰国・在京外国人児童枠については、倍率が一般枠よりも低めで、近年は3倍前後となっています。条件を満たしている場合は、こちらの枠を利用することでチャンスが広がるでしょう。
| 年度 | 志願者数(一般枠 合計) | 合格者数(一般枠 合計) | 倍率(一般枠) | 志願者数(帰国枠 合計) | 合格者数(帰国枠 合計) | 倍率(帰国枠) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1,364 | 400 | 約23.5倍 | 35 | 12 | 約2.8倍 |
| 2024年度 | 1,416 | 400 | 約24.4倍 | 26 | 12 | 約2.2倍 |
| 2025年度 | 1,394 | 400 | 約24.0倍 | 37 | 12 | 約2.9倍 |
注意点として、出願段階での書類不備や通学区域の条件を満たしていないと、そもそも選考に進めません。また、抽選や適性検査を経るため、どれだけ準備をしても確実に合格できるわけではない点を理解しておくことが大切です。倍率の高さに不安を感じるかもしれませんが、過去問や公開されている出題方針を活用し、効率的に対策することで合格の可能性を高めることは十分に可能です。
抽選方法と合格の流れ

立川国際小学校の入試では、複数のステップを経て最終的な合格者が決まります。まず、出願が完了した段階で第1次抽選が行われます。この抽選は、志願者が募集定員を超えた場合に実施され、保護者の中から立会人が選ばれて、公平性を確保した上で行われます。抽選の結果は、願書に記載されている抽選番号をもとにWebや郵送で通知される仕組みです。
第1次を通過した児童は、次に適性検査を受けます。適性検査ではペーパー・運動・行動観察・インタビューが総合的に評価されます。ここで重要なのは、ただ点数を取るだけではなく、指示の理解度や協調性なども見られることです。
その後、第2次通過者を対象に第3次の抽選が行われます。ここでは、適性検査を通過した児童の受験番号を使い、くじ引きのような形式で最終的な合格者を決定します。男女それぞれの枠が決まっており、先に引かれた順に合格、以降は補欠の扱いとなります。補欠の場合は辞退者が出た際に繰り上がる可能性がありますが、順番が後ろの方だと繰り上げの見込みは低くなります。
このような流れから、試験の準備と同じくらい、出願時の書類管理や抽選番号の確認を徹底しておくことが重要だと言えます。手続きに不備があるとチャンスを逃してしまうため、公式の案内を何度も見直しておきましょう。
面接で見られる点や準備

面接は、立川国際小学校の選考において児童の人柄やコミュニケーション能力を知るための大切な場です。ここでは難しい質問は出されませんが、聞かれたことに対して自分の言葉でしっかり答えることが求められます。例えば、「好きな遊びは何ですか」「お友達と協力した経験を教えてください」といった内容が多く、答えに正解や不正解はありません。
しかし、元気がなかったり、視線を合わせずに答えたりすると、先生に不安を与えることがあります。日頃から家族と会話する中で、目を見て話す練習をすると自然な受け答えができるようになります。さらに、椅子に座る姿勢や手の置き方など、基本的なマナーも意識しましょう。
準備としては、事前に質問例をいくつか用意して、どのように答えるか練習しておくと安心です。ただし、丸暗記をしてしまうと、本番で質問が変わった際にうまく対応できません。日常の出来事を題材に「どう思ったか」「どう行動したか」を自分の言葉で話す練習を重ねることが効果的です。
また、面接は子どもだけでなく保護者にも質問がされる場合があります。学校の教育方針を理解したうえで、家庭での取り組みや学校への期待を簡潔に伝えられるようにしておくことが大切です。こうした準備を重ねることで、落ち着いて面接に臨むことができ、よりよい印象を与えられるでしょう。
偏差値から見た学力の目安

立川国際小学校は、公立の小中高一貫校でありながら、受験の難易度が高いことでも知られています。偏差値の概念は小学校受験では直接的に適用されにくいものですが、参考として系列の中等教育学校の偏差値が59前後とされており、これは首都圏の公立中高一貫校の中でも上位に位置しています。つまり、求められる基礎力や思考力は一般的な私立小学校受験と同等、もしくはそれ以上を意識したほうがよいでしょう。
単なる暗記ではなく、課題を自分なりに解決する力や、初見の問題にも取り組む柔軟性が試されます。例えば、お話の記憶や数量問題などは、短時間で情報を整理して正しく答える必要があります。日頃からパズルや文章読解、簡単な算数の応用問題に触れておくと効果的です。
一方で、偏差値が高いからといって特別な進学塾でなければ対策できないというわけではありません。家庭での学習や、市販のワークブックを使った練習でも十分に力をつけることができます。ただし、ペーパーの難度が高いことを踏まえ、基礎をしっかり固めてから発展的な問題にも挑戦する計画を立てることが求められます。
立川国際小学校へ受かる子に必要な情報

- 通学区域と出願条件
- 学費や必要経費の概要
- 進学先は?エスカレーター式の魅力
- 口コミや評判からわかる実情
- 学校生活とカリキュラムの特徴
通学区域と出願条件
立川国際小学校には、通学区域が定められており、出願時にこの条件を満たすことが必須です。通学区域は、東京都内の一部区市町村で構成されていて、具体的には新宿区や立川市、国分寺市などが含まれます。出願の時点で区域外に住んでいる場合であっても、入学日までに区域内に転入することが確実であれば応募は可能です。その際は、転入が確実であることを示す証明書類を願書とともに提出する必要があります。
また、通学にかかる負担を考慮し、学校から概ね40分以内の範囲が目安とされています。交通の便が悪い地域や、保護者の仕事の都合で日常的な送迎が難しい場合には、毎日の通学が負担になりやすい点にも注意が必要です。
さらに、海外から帰国予定の児童や、在京外国人児童のための枠も用意されていますが、この場合も事前の資格確認が求められます。指定された期間に手続きをしなければ、その枠での出願はできません。書類の不備や期限の遅れは、どれだけお子様が優れていても選考対象外となるので、公式サイトで最新の募集要項を必ず確認してください。
学費や必要経費の概要

立川国際小学校は公立のため、入学金や授業料はかかりません。これは大きなメリットですが、全く費用がかからないわけではありません。6年間を通じて必要になる経費がいくつかあり、事前に把握しておくことが大切です。
まず、宿泊行事費が6年間でおよそ80万円かかります。これは3年生以降の宿泊学習や国内外の異文化体験に充てられます。例えば、6年生になると海外姉妹校を訪問するプログラムが予定されており、その費用が含まれています。次に教材費として約45万円が見込まれています。低学年では鍵盤ハーモニカやお道具箱、高学年ではリコーダーや裁縫道具など、学年ごとに必要なものを購入することになります。
制服や体育着、水着、上履きといった学校指定品も別途必要です。さらに、校外学習の交通費や、小学校修了時に作成されるアルバム代なども発生します。これらは保護者会などで案内されることが多いので、毎年のスケジュールに合わせて計画的に準備するのが望ましいでしょう。
一方で、給食費については東京都からの補助があるため、他の私立小学校と比べると負担が抑えられています。このように、学費面では優位性がありますが、行事や教材にかかる費用を含めると相応の出費が必要になることを覚えておくと安心です。
| 項目 | 6年間の目安費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊行事費 | 約80万円 | 西多摩・島しょ・林間・海外姉妹校訪問など |
| 教材費 | 約45万円 | 鍵盤ハーモニカ、裁縫道具など学年ごとに購入 |
| 制服・指定品 | 別途必要 | 制服、体育着、水着、上履き等 |
| 給食費 | 東京都補助あり | 保護者負担は少なめ |
進学先は?エスカレーター式の魅力

立川国際小学校は、東京都立立川国際中等教育学校の附属校であり、卒業後は基本的に受験を経ずにそのまま中等教育学校へ進学できます。いわゆるエスカレーター式での進学が可能な点が大きな特徴です。一般的な小学校では中学受験をするために高学年から塾通いを始める子が多いですが、この学校の場合は、その負担がありません。
この仕組みは、学習や生活において長期的な計画を立てやすいというメリットをもたらします。例えば、6年間の小学校段階から英語学習や探究活動を積み重ね、自然な形で中学の学びに接続できるようにカリキュラムが組まれています。また、同じ環境で育った友達と進学後も一緒に学べるため、交友関係の継続性があり、精神的な安心感も得られます。
一方で、エスカレーター式だからといって全く選択肢がないわけではありません。小学校卒業後、他の学校を希望して受験することも可能ですが、その場合は別途準備が必要です。多くの家庭では、内部進学の安心感を活かしつつ、将来の進路に応じて中高一貫教育を選んでいます。長期的に落ち着いて学べる環境を求める方には大きな魅力と言えるでしょう。
口コミや評判からわかる実情

実際に立川国際小学校に通わせている保護者や、学校を見学した人の声からは、良い評価と改善点の両方が見えてきます。多くの口コミで目立つのは、施設の充実度と教育環境の質の高さです。明るく開放的な校舎、ICTを活用した授業、少人数での英語指導などが、子どもたちの学びの意欲を高めていると評判です。
また、中等教育学校との一体感も好意的に語られることが多く、異学年交流やラーニング・コモンズと呼ばれる共用スペースでの活動が、子どもたちにとって刺激になっているという意見もあります。
一方で、人気校ゆえの高倍率や、通学区域の条件の厳しさに対する声も聞かれます。入試の過程が複数段階に分かれており、抽選を経ても適性検査や面接があるため、保護者は準備に相当な時間と労力をかける必要があります。さらに、エスカレーター式で進学できるとはいえ、定期的なテストや面談で到達度を確認されるため、日々の学習習慣は欠かせません。
口コミを総合すると、学びの質や将来性を重視する家庭にとって魅力的な学校であることは間違いありませんが、受験や入学後の努力が必要である点も見逃せない実情と言えます。
学校生活とカリキュラムの特徴

立川国際小学校の学校生活は、一般的な公立小学校よりも一歩進んだ内容を含んでいます。毎日の登校は朝8時15分で、週5回の給食、制服の着用が基本です。週6時間授業の日が多く、年に数回は土曜授業も実施されます。アフタースクールも週2回開催され、特に4年生を対象にした活動が行われています。
カリキュラムの大きな特徴は、英語教育と多言語学習に力を入れている点です。1年生から週4時間の英語授業があり、低学年ではフォニックスや簡単な会話から始め、学年が上がるにつれてケンブリッジ英検など国際基準の試験にも挑戦します。加えて、月に1~2時間、多言語教育「マルチリンガルスタディ」があり、韓国語やドイツ語、アラビア語などの基本的な挨拶や文字を学ぶ機会も設けられています。
さらに、探究的な学びを支えるラーニング・コモンズでは、図書室や理科室、視聴覚ホールが一体化しており、調べ学習から実験、発表までを同じフロアで完結できます。こうした学びの場は中等教育学校の生徒とも共有されているため、自然に上級生の学びを見て刺激を受けることができます。
ただし、授業時間が多いことや行事が活発なため、体力や時間管理が必要です。家庭でも計画的に宿題や復習を進めるサポートが求められます。このように、学校生活全体が「自分で考え、行動する力」を伸ばすために工夫されているのが特徴です。
立川国際小学校に受かる子のポイントを総括
この記事のポイントをまとめます。
- 素直さと協調性を持ち学びを楽しむ子である
- 自分で考え問いを立てる探究心を備える子である
- ペーパー・運動・行動観察・面接の複合試験が行われる
- ペーパーは記憶・数量・図形など幅広い出題がある
- 運動は指示理解と基本的な身体能力が重視される
- 行動観察では協力姿勢と創造性が評価対象となる
- 面接では落ち着いた受け答えとマナーが見られる
- 倍率は毎年20倍前後で高い水準を保つ
- 海外帰国児童枠は一般枠より倍率が低めである
- 抽選は複数段階あり男女別で最終合格を決める
- 通学区域が定められ出願には証明書が必要となる
- 入学金や授業料は不要だが行事や教材費がかかる
- 卒業後は中等教育学校へエスカレーター式で進学できる
- 英語や多言語教育を重視したカリキュラムを持つ
- 施設や教育内容への口コミは高評価が多いが準備負担も大きい


